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今月の「素敵なこの人」

昔ながらの大工の目と腕で骨組みからきちんと直してあげたい

  菅谷重行さん 千葉県 | (株)ハウジング重兵衛

木を語ると熱くなって
止まらない

 明治の創業以来、107年続く会社である。初代重兵衛氏は、材木を切り出し、製材して売る材木商だった。2代目周太郎氏から一貫して大工。現社長は5代目だ。

「ウチは新築でもリフォームでもヒノキや杉のむく材しか使いません。それも含水率15%以下に乾燥したものばかり。表に出る柱や鴨居など見栄えも大切な材料は、必ず私が自分の目で見て選んでいます」

 木について語り出すと、熱くなって止まらない。社員38人のうち、大工が18人もいる。下請けを使うことが多い建築業界にあってはめずらしい。しかもベテラン揃いで、腕に自信がある。そんな社員を抱えた菅谷さんが心がけているリフォームとは。

「家の構造部を大事にして、きちんと耐震補強を行うべきですね。構造部というのは設計する人でもわかりにくい、大工にしかわからないことがあるものなんです。そういう目と腕を発揮して、骨組みからきちんと直して、いつまでも安心して住めるようにしてあげたいんです」

 お客様とのお付き合いを大事にする、地域密着の姿勢は代々変わらない。

「完成して終わりではなく、よい仕事をして、長くお付き合いしていけるということが、一番大切だと思っています」

会社から持参した古木。こうした古木を生かす場が少なくなったと嘆く。木に触れ、語る表情は誇らしげであり、愛する気持ちがまわりにも伝わってくる。
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