広田良則さん 埼玉県 | (株)ヒロタ
柱の傷をオブジェとして
残す思いやり
残す思いやり
夢を探し求めていた20代の頃、沖縄でマリンスポーツのインストラクターをするなど、さまざまな職業にチャレンジしてきた広田さん。まだ39歳という若さながら、リフォーム会社を興して10年になる。
「経験を重ねて他人を思いやることができるようになり、お客様の気持ちがわかるようになってきたと思います。いまは会社を大きくすることよりもお客様に喜んでいただきたいという思いが強いですね」
広田さんが心がけているのは、ただ新しくするというのではなく、お客様がその家に暮らした思い出を大切にするリフォームだという。
「新築と違って、リフォームはご家族の歴史を残すことができます。例えばあるお客様が間取り変更を希望されました。そうすると柱を外さなければならなくなったんです。でもよく見るとその柱には、お子様の誕生日ごとに背を測って付けた傷が。それにはご両親の愛情がこもっているんですね。これは何とか残してあげたいなと思い、外した柱をオブジェにして壁に飾りました」
優しいお人柄が伝わるエピソードだ。社員にも「人として相手の気持ちがわかるようになってもらいたい」と言っている。同社には会社本位ではない、ひと味もふた味も違うリフォームが期待できそうだ。
20代の始め、マリンスポーツのインストラクターをしていた沖縄時代の思い出の品を前に。「いまでも自然が好き。時間を見つけて海にも山にもできるだけ行きたい」





